BOURBON STREET

Step 23    OSAKA BIG RIVER JAZZ 2006 薫風記

堀 晃 (ODJC会員)

 2006年5月5日 11:00〜17:00
 OAP

 ちょっと間があいてしましましたが、ビッグリバー・ジャズの報告です。
 このコーナーでは関西のトラディショナル・ジャズ「年中行事」を一通り紹介するつもりです。
 毎年5月に開かれる「OSAKA BIG RIVER JAZZ」については、2004年が奥野博史さんが書かれています。
 5月は天候が不安定で、雨天の場合、会場はOAP38階のスカイプラザだけとなります。
 スカイプラザからの眺望は最高ですが、ビッグリバーの楽しさはやはり野外……芝生広場やジャズボートにあります。
 今年は五月晴れに恵まれました。近年まれに見る好天でしょう。
 出演バンドは、ゲストが早稲田大学ニューオルリンズ・ジャズクラブ。他はジェフ・ブルさんはじめ、関西のおなじみのバンド。
 今回は、奥野さんのレポートを補強する意味で、会場の雰囲気を主に写真でお伝えすることにします。
 5月の新緑と大川の川風を感じていただけましたらうれしいです。

OAP(大阪アメニティパーク)

 帝国ホテルの並びにある高層ビル。最上階がスカイプラザ。東側が大川。少し南が桜の通り抜けでおなじみの造幣局。
 新緑がきれいな一帯です。

oap


芝生広場
 芝生広場は建物の東側にあります。
 初夏を思わせる快晴。
午前11時、ODJCマーチングバンドの演奏でスタート。

 shibafu

 芝生広場のトップバッターはロイヤルフラッシュ・ジャズバンド。

 royalflush

 つづいて永田充康さん率いるファンキー・バッツ。

funkybatts

 このバンドが登場すると今のフレンチクォーターの雰囲気になります。
 ……というものの、ハリケーン災害後のニューオリンズの状況、まだ以前の賑やかさは戻っていないようですが。
 マホガニーホール・ストンパーズ登場。

mahogany

 ゲストにクラリネットの滝川雅弘さん。デフランコ・スタイルが本領ですが、デキシーもなかなか堂に入ったものです。

mahogany

 つづいて、ビッグリバーではおなじみのジェフ・ブルさんが参加。
 スーザホンに持ち替えたピンカラさん、強いビル風に吹き流されそうになるところ、踏みとどまっての熱演でした。

38階スカイプラザ
 38階からの眺望は素晴らしく、東側の窓からは市内一望、大阪城も見下ろせ、遠くは生駒山系まで見渡せます。

skyplaza

 すぐ下に大川。ジャズボートが南下しているのが見えます。

waseda

 今回のゲスト、早稲田ニューオリンズ・ジャズクラブの皆さん。半分以上が女性プレイヤーです。

glory

 おなじみ、NO.グローリーランド・ジャズバンド。

redbeans

 ニューオリンズ・レッドビーンズ+森“TONTON”朋子さん。
 新潟から帰ってきた風間さん、リクエストに応えての「アメージング・グレース」が聴かせました。

happy-go-lucky

 HAPPY-GO LUCKYは今回初登場の女性アカペラ・グループ。ジャズボートでもその歌声を聴かせました。

出前ライブ
 ランチタイムの企画として、館内の寿司店、蕎麦屋、中華レストランにピックアップ・メンバーが「出前演奏」を行いました。

takigawa

 写真は38階「ルーシュン」で演奏する、滝川雅弘(cl)植木英男(g)石田信雄(b)トリオ。
 このままハウスバンドとして夜も演奏してほしい雰囲気でした。
 他にグローリーランドとレッドビーンズからトリオが演奏した模様です。

ジャズボート
 ビッグリバー最大の特長は大川をミシシッピーに見立てて、船の上で川風を受けながらジャズが楽しめるジャズボート。これだけは有料。

jazzboat

 キャビンでは軽食あり、演奏はクルージングしながら、デッキで行われます。

rascals
(写真提供は小野洋さん)

 ニューオリンズ・ラスカルズ+ジェフ・ブルの演奏には、関西テレビのスタッフが同乗。『元気アップ!関西』の取材で、この時の模様は「動画ライブラリー」でご覧になれます。

フィナーレ
 芝生広場でのトリはニューオリンズ・ラスカルズ。

rascals

 ここではチャールストンを踊る人もたくさんいます。
 この場面も『元気アップ!関西』で紹介されています。

session

 最後は恒例の(ほぼ)全バンドによるセッション。
 楽器ごとにバトルがあったり……で、最後は流れ解散的に終わります。
 ともかく最高の天気に恵まれたジャズフェスティバルでした。

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