BOURBON STREET

Step 21    NEW ORLEANS JAZZ CARNIVAL 2006 酩酊記

堀 晃 (ODJC会員)

 2006年4月9日 13:00〜17:00
 スーパードライ・梅田

 桜の季節、大阪でのジャズ恒例行事は「ニューオリンズ・ジャズ・カーニバル」。梅田の大ビアホール「飲み放題」会場でのジャズ祭である。
 今年のゲストバンドは野良青年団
 リーダーの北中たけおさん(ソプラノサックス)がこの夏から2年間、ミシガン大への留学が決まり、演奏活動は一時休止になるという。社会人としては祝福すべき栄誉であり、関西でも野良青年団ファンは急増中であって、ファンにとっては寂しくもある。
 今回は北中青年の壮行会でもあり、また、末廣光夫さんの喜寿祝いでもある。
 そこで、今回のレポートも野良青年団を中心に報告したい。

 会場に現れた野良青年団の諸氏……前日から大阪入り。
 昼間、マホガニーホールで演奏し、夜はニューサントリー・ファイブにもゲスト出演し、その後、午前4時頃まで飲んでいたとか。
 ともかく元気。
 午前4時までの中心人物はむろんピアノの大野かおりさん。
 その大野かおりさん、なんと松葉杖をついての登場! 酩酊・転倒?!と想像したのだが、アルコールは無関係の事故だったらしい。

 13時、末廣光夫さんの発声で乾杯。

 野良青年団
 さっそく最初に野良青年団の登場。
 「シドニー・ベッシェの曲でナニトカカントカ……」と北中青年がなめらかに曲目紹介。
 生きのいい演奏が始まった。

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 1曲目のあと、末廣さんが、
「ベッシェの曲といえば<小さな花>が知られているくらいで、ともかく全部フランス語。もっと日本で聴かせるためには、タイトルも日本語で紹介する方がいいんだ。『……の街角で』みたいに」
 これは先だっての「末廣光夫さんと秋満義孝さんは元気です会?」で秋満義孝さんがいわれた意見でもある。
 が、末廣さんの発音もよく聞き取れない。
 「おい、今のタイトル、何やねん」と家内(一応仏文)に訊く。
 「『なんとか通り』とかの地名じゃないの?」とか。
 どうやら『ダンテークの街角で』というのが末廣案らしい。
 が、野良諸君は引き続きフランス語タイトルで数曲。
 日本語にする必要のないのは「サマータイム」で、これは正調ベッシェ節で絶品。

 N.O.グローリーランド・ジャズバント
 トロンボーンの上野さんが加入、今後の充実が期待される。

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「アレキサンダース……」や「ジャズ・ミー・ブルース」などお馴染みのナンバーを軽快に演奏。

 ニューオリンズ・レッドビーンズ
 ピアノに山脇昭子さん、クラリネットに冨家良平さんがトラで参加。

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 「リンゴの花咲く頃」「なんとかの千鳥足」
 踊りの隊列もできる。

 マホガニーホール・ストンパーズ
 川合純一さんが参加。

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 「ナイルの恋歌」

 ニューオリンズ・ラスカルズ」
 石野美恵子さんがピアノ。

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 額に入れられた名画の雰囲気。
 「ダイナ」

 野良青年団
 ふたたび登場。
 末廣さんがインタビュー。久保くんつづけろ。

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 「メリーランド」「サニーサイド」
 「古い灰色のボンネット」?
 「嘘は罪」木村+末廣

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北中たけお(ss)久保敦(tb)そして骨折にめげず熱演の大野かおり(p)


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清水ただし(bj)梶航介(tub)そして高橋のぶたけ(ds)


 好青年揃い。

 Marching Brass Band

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 北中たけおさん

kitanaka

 ソプラノの由来。

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