George Lewis
"Keep playing." 「演りつづけることさ」。40数年前来日したジョージ・ルイスは、若いミュージシャン達にこの言葉を残しました。彼ら、ニューオリンズ・ラスカルズはこの教えを守り今も活動を続けています。
伝説のクラリネット奏者 ジョージ・ルイスの人と音楽
1963年に来日したジョージ・ルイス楽団は、初めて本場のニューオリンズ・ジャズを伝え、日本中を熱狂させた。同時に、名曲「バーガンディ・ストリート・ブルース」のクラリネットの音色は、多くの日本人の魂を揺さぶった。その音の根源はどこにあるのか。
ジョージ・ルイスの演奏活動をもっとも身近で支えた著者は、その音の源流を求めて、父母、祖父母、そして8歳でセネガルから奴隷船に乗せられた少女にまでさかのぼる。
伝説のクラリネット奏者の「人と音楽」を描いて、ジョージ・ルイスの伝記の決定版として名のみ知られていた名著『 Call Him George 』……初の邦訳がここに完成。
原著『Call Him George』は1961年に英国で出版され、ルイスの死後、1969年に、その後の活動を加えた決定版がアメリカで出版されました。ジョージ・ルイスの伝記の決定版としてルイス・ファンには知られていましたが、大著であり、原文で読み通すのはつらく、タイトルだけが知られる存在でした。
著者ドロシー・テイトはカリフォルニアでコラムニストとして活動していましたが、1954年からジョージ・ルイスのマネージャーをつとめ、ルイスの後半生の演奏活動をもっとも身近で支えています。同時に、ルイスの母、祖母にインタビューを繰り返し、この大著を書き上げました。
その「幻の名著」が翻訳家・小中セツ子氏(ODJC会員)によって翻訳されました。
ニューオリンズ・ラスカルズの河合良一氏による序文。ジャズ研究家・今高英一氏による解説。さらに今高英一氏によるオリジナル・イラストとジョージ・ルイス来日時の未公開写真を多数収録しています。
定価 2,100円 A5版 ハードカバー 320頁
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あの歴史的コンサート(東京厚生年金会館)の2日前、1963年8月19日TBSスタジオで番組のため収録された、これがジョージ・ルイスバンドの日本における初演奏。
四十数年の歳月を経て登場したこのDVDは、オリジナルテープからデジタル化されました。音質・映像・編集全ての面で非常にクオリティの高いものとなっています。
必ずや皆様に感動を与え、手に入れて良かったと感じていただけることを確信いたしております。
限定頒布は終了しました。
ジョージ・ルイスは1900年、ニューオリンズでジャズの誕生する頃に生を受けた。その人生はニューオリンズ・ジャズと同時進行したと言える。
著者トム・ベッセルは、「ストリーヴィルの閉鎖とともにニューオリンズの音楽も終わり、ジャズは北へ向かった」という既存のジャズ史に対し、ジョージ・ルイスの音楽活動を中心に、ニューオリンズに残ったミュージシャンがトラッドジャズを発展させ成熟させていく「別のジャズ史」を明らかにしていく。
ドロシー・テイトの "Call Him George" がルイスの音のルーツをたどり「人間・ジョージルイス」を描いた伝記であるのにたいして、トム・ベッセルの "A Jazzman from New Orleans" は、ジョージ・ルイスの音楽活動を描いた評伝の決定版として知られている。
ルイスの死の数ヶ月前のインタビューやビル・ラッセルの未発表日記など、貴重な資料も収録したジョージ・ルイスの評伝・決定版。
A5版 ハードカバー 272ページ
本書は原著者トム・ベッセルさんのご好意により、小中セツ子さんがドロシー・テイトによる伝記 に引続き飜訳され、ジョージ・ルイス生誕110年を記念して、2010年ODJC等を通じて限定頒布されました。
本書についてのお問い合せは、ODJC事務局へお願いします。